用語解説
雨量に関する用語
- 正時(毎時00分)を始点として、1時間以内に降った雨の量です。
-
雨の降り始めからの積算雨量です。
無降雨が6時間継続するとリセットします。
-
気象庁が全国に設置したレーダー観測機により、雨や雪を観測するものです。
発射した電波が戻ってくるまでの時間から雨や雪までの距離を測り、戻ってきた電波の強さから雨や雪の強さを観測します。
気象レーダーで観測した日本全国の雨の強さの分布は、リアルタイムの防災情報として活用されるだけでなく、降水短時間予報や降水ナウキャストといった予報の作成にも利用されています。
河川水位に関する用語
-
河川管理者(国または県)が水防警報を発表する基準となる水位観測所のことです。
指定観測所では以下の4つの水位が設定されており、これを超過した時に河川管理者から関係機関に水防警報が発表されます。
※本システムで提供する情報はあくまで速報値であり、水防警報の発表状況を示すものではありません。
- 水防団が水防活動に入る準備を行うための水位のことです。
- 水防団の出動の目安となる水位のことです。
- 市町村長の避難準備・高齢者等避難開始発表の目安となる水位であり、住民の氾濫に関する情報への注意喚起となる水位のことです。
-
洪水により相当の家屋浸水等の被害を生じる氾濫の起こるおそれがある水位です。
市町村長の避難勧告等の発令判断の目安となる水位のことです。
-
水防警報を発表するための基準水位が設定されていない水位観測所のことです。
基準水位がないため、水位が上昇してもアイコンの着色は変わりません。
危機管理型水位計に関する用語
-
危機管理型水位計のほとんどは、通常の水位の場合は、1日1回の観測となります。
川の水位が観測開始水位を超えてから、5分間隔で水位を観測して表示します。
従来の水位計とは異なり、水位を「堤防の高さまであと〇.〇[m]」と表示します。
- 危険水位とは、避難行動の目安とする水位です。
- 河川水位及び河川堤防高さは、水位計を設置している地点における状況を表示しております。 堤防まで河川水位が達してない場合でも、観測地点以外で浸水が発生している恐れがあります。 避難情報や気象情報などと合わせて、避難行動の目安として下さい。
ダムに関する用語
- 洪水時にダムによって一時的に貯留することとした流水の最高水位です。
- 貯水池からの取水口の最低敷高で通常これよりも下の貯留水が利用できない水位です。
- 平常時にダムによって貯留することとした流水の最高の水位です。
- 観測装置の故障・不具合等により、データが取得できない状況をさします。
- ダム毎に設けられているもので、ダム下流河川における河道の未整備区間の状況や河川公園などの河川内利用の状況を考慮し、河川水が河道内を安全に流下できるとした流量をダム地点に換算した流量で、通常、1年に1〜3回程度起こる流量です。
- 洪水調節容量を確保するため、常時満水位よりも低く設定させる水位です。
- ダム貯水池(ダム湖)の水面の高さ方向の位置のことで、ダムの貯水位は一般的に標高(EL.エレベーションレベル・海抜標高)で表現します。
-
洪水貯留準備水位(制限水位)または平常時最高貯水位(常時満水位)に水位を保持していた場合でも、洪水調節容量に不足のあるダムでは、洪水を受ける前に、一時的に水位を下げる計画を持っており、この目標水位を予備放流水位といいます。
この操作(予備放流)により確保できる容量は予備放流容量といいます。
- 平常時最高貯水位(常時満水位)から洪水時最高水位(サーチャージ水位)までの容量のことで、洪水調節に用いられるものです。
- 最低水位から常時満水位までの容量です。
-
ダムの貯水池に流れ込んでくる河川水の量です。
ダム洪水流入量として定めた値を上回る流入量があった場合、洪水調節を開始します。このような状態のとき、流入量の前に「洪」と表記されます。
- 発電やゲート等の操作によりダムから下流に放流する河川水の量です。
- 流入量が洪水調節開始となる各ダムで設けられた洪水流入量を超過した状態を示します。
-
治水容量が50%を越えた状態を示します(洪水のための容量を半分以上使用している状態)。
警戒レベル3のための準備情報としています。
-
治水容量が80%を越えた状態を示します。
一般的にはゲート付きダムにおいては特例操作(異常洪水時防災操作)を開始する状況を示します。
-
治水容量が100%に達した状態を示します(洪水のための容量をすべて使用した状態)。
つまり、ダムが満水になった状態を示します。